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引地佑介・中川真樹による東京都練馬区大泉学園のバレエスタジオ。海外バレエ団での経験を生かした、個性を尊重する指導を致します。
2018-12-19

クリスマス会 23.Dec.2018

新スタジオにて、初めてのクリスマス会を開催しました!

第1部のコンサートでは、ジュニアクラスに小作品と、古典のヴァリエーションを披露してもらいました。最初はレオタードで、と考えていましたが、みんなの喜ぶ顔が見たくてお衣裳を用意する事に。お衣裳はお借りしましたが、ティアラ等、頭飾りはイメージが湧いたので、手作りで準備しました。しかし慣れないティアラ作りには大苦戦...針金の太さが適切ではなくてうまく曲がらなかったり、石が割れてしまったりと思うように進まず、途中で投げ出したい事が何度もありましたが、それを付けて踊る生徒の顔を思い浮かべては、よしやり直し!と頑張りました。

実はヴァリエーションを踊ったジュニアDクラスは、自分で好きな作品を選び、11月から先生とのリハーサルを開始するまでに、自習によって完成させた状態にする!と言う試みでした。時間制限がある中、余裕を持ってコツコツと練習する子、いつまでたっても練習する気配のない子、性格が良く出た準備期間になりました。見守る方もかなりもどかしい時間でしたが、口を出さずに耐えました(笑)限りある時間の中で結果を出すためには、現状を理解し、逆算して今自分が何をすべきなのかを考える必要があります。決して計画した通りに進められる訳ではないとしても、自ら考えることはバレエに限らず、学校の勉強も含めとても大切だと思うので、今回の経験が少しでも糧になることを祈っています。
また本番前までの時間の過ごし方を見てみると、黙々と繰り返し練習する子、お話に花が咲く子とそれぞれ。その辺は踊りへの念いの濃さということになりますが、自習が出来る子というのは年齢に全く関係ないのは興味深いことです。

本番は、皆なかなか緊張していた様で、最後のリハーサルでは怖いほど真剣な顔に… お客様が楽しい気持ちになるような表情で踊りたいですねと、送り出しました。スタジオパフォーマンスはお客様との距離が近いこともあって、舞台とはまた違った緊張感がありますが、本番はみんな良いお顔で踊り切りました。お客様の前に立つということ、やはり代え難い経験だと思います。

そして第1部の最後は、チェロ演奏と独唱でした。
チェロの音色も素敵でしたが、歌が凄かった!ジュニアDクラスの生徒が、私のお父さんとアヴェマリアを歌ってくれたのですが、その歌声の美しいこと。技術的なことは良く分かりませんが、何より伝えたいという気持ちが溢れていた彼女の表情と仕草に、表現者としての熱い想いを感じ、思わず涙ぐんでしまいました。歌い出した時に、スタジオの空気がスッと変わったこと、そして終了後の盛大な拍手が全てを語っていました。静かな感激に包まれて終了した第1部は、大成功でした✨

続く第2部はお楽しみ会でした!
新聞ゲームにフラフープくぐり、ビンゴ大会。かなり燃え上がるタイプの子、負けず嫌いな子、積極的に意見を言う子、優しく面倒を見る子、レッスンでは分からない、みんなの意外な一面を垣間見ることが出来て楽しかったです。クラスを超えて生徒たちが仲良くなれるのもとても良いことですね。

そしてクリスマス会後、生徒たちのレッスンへの取り組みに手応えが!
憧れのお姉さんが出来たとか、仲良くなれたとか...
みんなが仲良く真剣に、そんなよいエネルギーに満ちたスタジオであり続けたいと思います。

Very Merry Christmas!

 

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