鍛えられた、強く美しい身体が求められるダンサー。 ジュニア期の栄養や食事の摂り方については、かねてから気になっていたことでした。 今回、いくとう ひさよ先生お願いして、ついに「食べて踊れる体を作る栄養学講座 全2回」が実現しました。レッスン終了時間が遅いこと、思春期の体重増加やストレス、疲労回復など、バレエを学ぶ中で生まれる様々な悩みを聞いていただいた上で、第1回目を8月に、そして1ヶ月の実践期間を経て、先日第2回目の開催となりました。 いくとう先生のお話は分かり易くて、優しくて。 これが出来ない時はこうする、でもここは抑えた方がいいポイントなど、日々アップダウンする感情にも優しく寄り添った的確なアドバイスに、これならやりたい、やれるんじゃないかと自然に思えてくるものでした。生徒と保護者のペアで参加となった今回、調理担当のお母様方がしっかり学んでくださったのはもちろん心強いことですが、何より生徒たち自身が体のメカニズムについて理解し、栄養の大切さを実感できたことは、本当に有意義だったと思います。 〜ダイエットは苦行じゃない。 自分が「今」する選択が未来を変えていくのと同じように、食べることもまた人生の選択であるはずだから。 じゃあ、どんな自分になりたいのか？ いま、何ができなくて、何が足りないと感じているのか？ まずは自分に問いかけること。 明確な目標と強い目的意識がなかったら、継続することが難しくなってしまうから〜 食べることは生きること、そしてダイエットは食習慣。 食習慣を突き詰めていけば、自分の心の在り方や持ちようと対峙することを避けては通れません。 実は、日々のレッスンでも同じことが言えます。生徒たちにどれだけ自覚があるのか分かりませんが、心の在り方で、筋肉の張りや動きの質は、良い方向へも悪い方向へも、がらっと変わってしまうことがあるのです。常に自分を律し継続していくこと、それは結局のところ、生き方そのものとも言えるのではないかと思います。 今芽生えた小さな心の変化が、生徒たちの未来を大きく変えていくかもしれないことー。 いくとう先生が使い方を教えてくださった地図と方位磁針を手に、これから生徒たちがどんな風に目標を定め、歩みを進めていけるか見守っていきたいと思います。 そんな懸命な彼女たちをしっかり支えるべく、私たちもまた共に学び、進化し続けて行かなくては、と心を新たにした時間でもありました。 いくとう先生、ためになる素晴らしい時間をありがとうございました！
